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『糖尿病』ってこんな病気

1型糖尿病

血糖値を下げるホルモンであるインスリンは膵臓のβ細胞から分泌されます。β細胞が壊されてインスリンが殆ど出なくなった病態が1型糖尿病です。
生活習慣が悪いためになるわけではありません。
のどの渇きが強く飲水が多くなった場合、夜間に何度も尿で起きてしまうとき、急激な体重減少や全身がだるい時に疑います。インスリンの注射をすぐ始めないと命の危険があるため、迅速に診断を下し自己注射を開始します。

当院では
血糖値、血中インスリン値、尿ケトン体HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー=平均血糖値)を院内至急で測定し1型糖尿病を疑った場合には糖尿病療養指導士がインスリンの自己注射を指導します。
1型糖尿病で血糖値を良くするコツは食事や生活に合わせてインスリンをうまく調節することです。

【1型糖尿病の特徴】

  • 口渇や多尿が急激に出現
  • インスリン分泌の枯渇が原因
  • 迅速な診断が必要
  • インスリン自己注射が必須

2型糖尿病

食生活の乱れや運動不足、過体重が続くと発病しやすくなります。遺伝も関連し血縁者が糖尿病だとなりやすい傾向にあります。
生活習慣の改善を自分一人で行うことはなかなか難しく糖尿病療養指導士、管理栄養士、健康運動指導士、保健師などの有資格者が面談を行っています。

当院では治療経過を見るうえで重要となる
体重HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー=平均血糖値)を「見える化」するリーフレットを開発し診療や面談時に提示します。
糖尿病合併症の早期発見も重要であり動脈硬化や骨密度を評価する医療機器を導入しています。

【2型糖尿病の特徴】

  • 無症状のことが多い
  • 生活習慣の乱れが原因
  • 合併症のフォローも重要
  • 食事・運動療法が基本

その他の主な代謝性疾患

脂質異常症(高脂血症)

狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの「動脈硬化性疾患」をひき起こす原因の一つです。生活習慣や肥満、加齢(特に女性の閉経後)遺伝的要素が関連します。
内服薬が有効で効果と副作用を採血で確認し動脈の硬さと厚さを調べることで動脈硬化の程度を評価します。すべて院内で当日に実施・測定が可能です。栄養相談も受けられます。

高尿酸血症

血液の尿酸値が高くなる病気です。体質や食生活が原因となります。痛風発作を起こすことがあり動脈硬化や腎障害(痛風腎と呼ばれます)尿管結石の原因にもなります。 内服治療を行うとほとんどの方の尿酸値は正常化しますが食事療法が有効な場合もあります。治療効果判定、薬剤副作用の確認採血、動脈硬化や腎機能の評価など院内の検査で対応します。

反応性低血糖症

食後2~3時間で起こる倦怠感・眠気・発汗・めまい・ふるえ・空腹感は反応性低血糖の可能性があります。
この病気は(1)糖質のとりすぎ(2)血糖値を下げる働き を持つインスリンの効きが悪い体質、から起こります。
3時間糖負荷試験で診断を確定します(当日結果が出ます)。
境界型高血糖(今後、糖尿病を発症する可能性を有する高血糖状態)の状態で起こりやすく痩せ身の女性でも食生活の偏りから発症することがあります。適切な食生活で症状が改善するため栄養指導が有効です。

高血圧症

現在「国民の3人に1人は血圧が高い」と言われてます。高血圧は狭心症や心筋梗塞、脳梗塞や脳出血、心不全や腎不全など多くの病気の原因となります。
体重減量や減塩食でも血圧は下がるため、まずは生活習慣を見直すことが大切です。食生活を改善しても血圧が下がらない場合には降圧薬を使用します。現在優れた降圧薬が多くありますので患者さまの状態に合わせた薬剤を選択します。薬剤副作用の確認採血、動脈硬化や腎機能の評価など院内の検査で対応します。

また高血圧では内分泌の病気が潜んでいることもあります。
例えば「原発性アルドステロン症※」は高血圧症の5%に存在すると言われ、特に若い方では治療前に内分泌検査を行う必要があります。

原発性アルドステロン症
副腎皮質ホルモンの一種である「アルドステロン」が増えることで高血圧や電解質異常をを起こす病気です。若年性高血圧や難治性高血圧の原因となることがあり動脈硬化や腎障害を合併しやすい内分泌疾患です。原因は副腎腫瘍や過形成で片側の副腎腫瘍は腹腔鏡で外科的に切除します。両側腫瘍や過形成の場合には抗アルドステロン薬を内服します。

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