昨日は、東日本大震災がおきた3月11日、3年目になりました。お亡くなりになった方へ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
新聞やテレビなどの報道をみて、改めて3月11日のことを忘れてはいけない、今自分にできることを考えて実行していかなければいけない、と再確認しました。
震災がおきた年は災害についての備えを考えたり、自宅でも防災用品を整えたりしましたが、月日がたつとどうしても危機感が少なくなってしまうように思います。この大切な日をきっかけに、災害への備えを見直すのはいかがでしょうか。
当院でも糖尿病患者さんのための災害マニュアルの小冊子をご用意しています。抜粋してご案内いたします。
☆非常用キットを準備しておきましょう。・・・どこれもすぐに物資が届くとは限りません。災害後3日分程度は準備しておきましょう。非常用キットはいつでも取り出せる場所に用意しておくことが大切です。水や食料といった一般的なものに加え、治療薬や血糖測定している方は測定器などの医薬品もすぐに持ち出せるよう一カ所にまとめておきましょう。
☆避難所を確認しましょう。・・・満員になる場合もあるので、1か所ではなく2~3カ所の避難所をあらかじめ家族みんなで確認しておきましょう。仕事場や学校近くの避難所も確認しましょう。
☆災害時の対処方法を日ごろから主治医や家族とよく話し合っておきましょう。・・治療薬の予備や糖尿病食の蓄えなどについて主治医に相談しておきましょう。(災害後、通院中の病院でみてもらえるとは限らないため。)
☆重要な薬は覚えておきましょう。・・・大切な薬や、インスリンだけでも名前が言えるようにしておきましょう。
小冊子ご希望の方はスタッフまで、お気軽にお声をかけてくださいね!
引用・参考文献:「糖尿病患者さんのための災害マニュアル」ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 監修:八幡和明先生