秋晴の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、エモーショナルイーティングという言葉をご存じでしょうか。
直訳すると「感情的な摂食」となります。数年前から海外で認知されはじめてきた考え方だそうです。食欲には本物の食欲と偽物の食欲の2つが存在すると考えられています。
まず「本物の食欲」・・・これは、生きるために必要な栄養やエネルギーを身体が欲していると教えてくれる通常の食欲です。
次に「偽物の食欲」・・・これはお腹が空いていないのに食べ物が欲しくなる食欲です。たとえば・・・「疲れたから甘いものが食べる」「食後には○○を食べないと」「お酒を飲んだあとはラーメンを食べる」など、何かの行動と食欲がリンクして習慣化してしまっている場合もあるようです。振り返ってみると思い当たることがありませんか?この偽物の食欲が「エモーショナルイーティング」を引き起こします。
また、必要以上のカロリーを摂取することになり、体重は増加し、身体にも負担を与えてしまいます。
食べる前に、「この食欲は本物かな?」「今、これを食べないとだめかな?」と考えてみましょう。そして、もし「これは偽物の食欲だ」と気が付いた場合は30分、別のことをして我満してみましょう。そして、また自分に「これは必要なのかな?」と問いかけてみて下さい。このように自問自答してみること・少し時間をおくことで、 食べたい衝動を抑えるきっかけになると言われています。
「エモーショナルイーティング」にはストレスや精神的な不満などが関連していると言われています。食べる事で忘れたい・満たされたいなどさまざまな感情が裏にかくれているかもしれません。自分の感情や状況と向き合うことは、とても大切です。食べることだけではなく、体を動かす、趣味に打ち込むこと、友人とおしゃべるをすること・・など別の発散方法も考えられると良いでしょう。
食べることは楽しみのひとつでもあります。また、美味しいものを家族や友人と食べるということは幸せでもあります。しかし、欲望のままに食べるのではなく、自分の感情をコントロールしてあげることでより健康を維持しながら過ごしていけるのかなと思います。
それでは、今週も皆様にとってHAPPYな一週間となりますように・・☆
Winter